久住高原クロスカントリー

2008.7.28

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夏の暑い日、朝起きても行くのはやめようか
と思っていた。ヒザを痛めて2週間のサボりは
体力だけでなく気力も奪っていた。
けど、「行ってみようか」という思いで9時に家
を出て、下界から久住に上ってきた。
日本一のマラソン練習コース。そこはランナー
の熱気で包まれていた。
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ここにやって来るのは4年振り。練習不足でも
走ってみようとやってきたのは、9000mに出ら
れるのは今年が最後だから。秋には40歳に
なってしまうのだ。
高原なので、夏の暑い日でも木陰に入れば
風が吹いて気持ちいい。太陽の下に出れば、
容赦ない照りつけで焼け焦がれるけれど。
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晴れ渡った青い空、綿菓子のように浮かぶ
白い雲、久住の山々の緑。スタートラインに
は103名のランナーが並ぶ。その脇には関門
40分の看板。昔は26分だったのに延びたの
かな。最終種目なので時間に余裕が出来た
ようだ。「これなら完走できるかも」
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ヨーイドンでスタート。スタミナ温存のためア
ップもなしに走り出す。その右手にはカメラを
持って。
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1周目はアップのつもりでゆっくりとラン。最高
到達点からコースは東向きに変わる。前には
同じくらいのペースのランナーがいっぱい。
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左を見ればスタート広場。やはり高原を走る
のは気持ちいい。
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一度右の谷に降りてまた登るループをまわっ
てくる。ループの途中に1000mの看板。そし
てまた東に向かい長い下り。
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2000m地点の階段を過ぎると、木々の間を抜
ける。下りを走ってもヒザは大丈夫。「なんだ
かいけそうかな」 この暑さのなか、ヒザをサ
ポートするセミロングタイツを穿いたのが良か
ったのかも知れない。
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西へ向きを変え今度は長い長い登り。この登
りで少しづつ前を抜き始める。
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スタート広場に帰ってくると3000m。たくさん
のスタッフが水を手に持って渡してくれる給
水ポイント。「ありがとう」といって立ち止まっ
てコップの水をもらい、歩きながら飲む。2杯
目も飲んで、3杯目は首と頭にかける。最後
にもう一杯飲んで2周目を走り出す。さっき抜
いたランナーには抜かれるけど、「給水優先」
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2周目に入って気持ちペースアップ。1周目15
分ちょっとだったので関門は十分間に合う。
右側のループをまわってきたランナーが走っ
ている。「あそこまで追い上ようかな」
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ループをまわってきたあとの逆コース。さっき
写真を撮った辺り。この後「トップは7000mを
過ぎました」と場内放送が聞こえてききた。
「まずい、もしかしたらラップされる?」 それ
だけは避けたい。
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丁度太陽が雲に隠れる。これで少し涼しくな
る。けれど太陽はまたすぐに顔を出す。
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長い登りに入ったところ。この先の頑張りで
ラップされるかどうか決まる、と思う。関門200
m手前でスタッフが無線機に叫んでいる。「ト
ップが来たぞ、ゴールのコースを開けろ」
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長い登りは最後は少し急になっている。前を
行くランナーを何人も交わした後、後ろから人
が来る気配がした。後ろを見ることをほとんど
しないシオゴンがとっさに後ろをチラ見した。
「トップが来ている」10m後ろだった。登りを駆
け上がり止まって右のゴールコースを見ると
、トップ選手が駆け抜けて行った。
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3週目になると下りなのに歩く人も出てきた。
当然給水ポイントでは止まって水をもらい、た
っぷり給水したシオゴンは更にペースアップ。
まだまだ余裕だ。
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2000mポイント先の木の下には脱水症状か
一人倒れてハアハア言っている。既にスタッ
フがついていたので、ゴールを目指して走り
抜ける。そして最後の登り。
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緑の向こうにかろうじて見える黄色、そこが
ゴールゲート。坂が登っているので、頭しか
見えない。さすがに3周目の登りは少しきつ
かった。
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「ゴール」 ヒザも痛むことなく、スタミナも切
れることなく完走。完走できたのは、関門が
延びたおかげだけど。関門40分ならば40歳
以上も走らせればいいのに。
後で順位を見たら30人くらい抜いていた。
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ゴール後は冷たい水を頭からかけてくれる。
これが気持ちイー。「もう一回お願い」と頭を
差し出す。
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久住と言えば「黒胡麻ソフトクリーム」 コース
隣の久住山南登山口に販売小屋がある。走
っ後は体温が上がっているのか、冷たいソフ
トを食ってるのに汗が噴出す。