南阿蘇外輪山トレラン

2008.6.29

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天気予報は雨、しかも大雨の可能性も。
「ほんとにあるの?」と思いながら七曲峠
に5時に着いた。するとそこに集まってい
た人たちは、何の迷いもなく出発の準備
をしている。どうやらあるらしい。仕方なく
?カッパを着て準備する。
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肩が本調子じゃないので、昨日にてもらっ
たドクターは中止を歓迎していた。まだ薄
暗い5時35分七曲峠を出発。歩く人はゆっ
くりと、先頭は走って飛び出したようだ。
天気予報は大雨になりそうと伝えている。
「天候は大丈夫か?肩は大丈夫か?ヒザ
はもつのか?」と最後尾からGo!
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まずは俵山まで350mの登山。展望台まで
に抜ききれなかったので、登山道は一列
縦隊で渋滞。途中で10人くらい道を譲っ
てもらう。
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登山道は木々の中の道へ。前に一人見
える。追いついて暫らく2人で登る。今日
はバイクでやってきて、着替えも全部担い
で走るそうだ。
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道には足跡。今日は新しいバスクのシュ
ーズのデビュー戦。トレラン用だけど、この
マッド状態だと、やっぱり滑る。ランニング
シューズよりましだろうけど。この大会走り
もOKだけど、ほんとは”おもいっきり歩く南
阿蘇外輪山縦走」なのだ。
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帽子は昔もらったゴアテックスのモンベル
製品。カッパもモンベルだけど、こっちはブ
リーズドライテック。ドライテックといいなが
らも山を登ればやっぱり中は汗で蒸れる。
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俵山分岐100mの標識。ココから先は2月
のとれとれ
でも行ったコースだ。
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1095mの山頂について壊れかけのゴリラ
ポッドでセルフタイマー撮影。「やっぱり壊
れかけじゃ・・・」 首から下から取れない
ギロチンショット。
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次にやって来たインヤンさんがシャッター
を切ってくれる。セルフと違って綺麗に撮
れている。実は、インヤンさんもシオゴン
と同じオリンパスの防水カメラを使ってい
た。「インヤンさんを写したのはきれいに
撮れただろうか」
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後続が続々と到着してきたところで、俵山
をあとにする。分岐まで戻る時とれとれ
違う感じがしたので「あれ?」と思ったら、
分岐と山頂間は並行して2本ルートがあっ
たようだ。
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分岐に戻ると下からも続々と登ってくる。
コースの矢印は護王峠に向いていたので
、俵山に行かない人もいるようだ。コース
の脇には強風にあおられながらツツジが
咲いている。揺れているのでピントが・・・
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とれとれの時もそうだったけど、吹きっさら
しで風が強い。ココは風の通り道なのかも
。あの時は快晴で、とても眺めが良かった
が今日はさっぱりだ。
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護王峠まで200m下り本谷越まで200m登
る。登りの途中は細かいピークが6つ位あ
る。と足元に光るものが。「カギだ」だれか
の落し物だ。すれ違った人はいない、今
日落としたとすれば前を行く数人の誰かだ
。「拾ってチェックポイントに届けよう」
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前を行く一人が戻ってきた。ルートが不安
になったようだ。けどシオゴンは確信して
いた。「尾根線なのでこのルートに違いな
い」 うしろからルートを知ってる人が来た
ので安心して前に進む。
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いくつ目かのピークの登り。4本足で登る
。ドクターに言われた肩を注意して「出来
るだけ手を使わないように」
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道端に咲くヤマボウシの白い花が綺麗だ。
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時には笹の中へ。
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ガレたピークの下りでルートを間違えそう
になる。先頭のシオゴンにみんなついてき
ている。あたりを見まわし、コンパスで確認
し正解ルートに戻る。風が吹き付けるココ
は強風に飛ばされそうになる。飛ばされな
いようにゆっくりと進んでいると後続が追い
ついてきて15人くらいに人数が増える。
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実はこの霧中のホワイトアウトで、トップク
ラスの道間違い発生。大きくロスしたみた
いだ。歩く大会とはいえ、このグループは
走れるとことは走っているグループ。けどこ
の傾斜ではゆっくりと登るのが精一杯。危
険防止のロープも一箇所整備してあった。
下から撮影  Photo by インヤンさん
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「ヒュー」と風がなる。強風にに吹き飛ばさ
れそうになりながら、ガレガレの道を登っ
ていく。
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まだかまだかと思っていたら、とうとう本谷
越に到着。冠ヶ岳はココから南へ行くけど
本日はコースカット。「次来る時は行ってみ
よう」
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地蔵峠のチェックポイントまでは大きなピ
ークもなく森の中を走る。足元はマッド、慎
重に走る。7人パックの最後尾にいたら、
いつの間にか先頭になってしまった。
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とことどころルートに杭が立っている。その
間をすり抜け振り返って看板を見たら”二
輪車通行禁止” 残念MTBで走ったら楽し
いだろうなと思ってたのに。
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グリーンロードにでたところがCP。番号を
伝えて、水を飲む。オニギリもほお張る。コ
コまで2時間以上もかかっている。まだま
だ先は長い。背中のバックのオニギリでカ
ロリー補給。
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100m舗装道路を走って再びトレイルへ。
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左地蔵峠、右天然水の森。CPでパックは
バラけて一人旅。さっきのパックの6人は
前を進んでいる。
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地蔵峠にはその名のとおりお地蔵さんが
いた。昔は阿蘇と矢部を結ぶ道だったらし
い。九州電力が説明板に石彫りで説明し
ている。
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次に目指すは大野岳から大矢野岳。吹き
さらしも時々あるけど、木々の間のルート
が多くなる。景色は楽しめないけど、こんな
天気の時は雨風がしのげて助かる。ツツ
ジの花も咲いているし、別の楽しみもある
のだ。
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ふと前で人声がする。どうやら大矢野岳
の山頂に着いたらしい。本日の最高標高
1236mのピークだ。大野岳までは登った
けど、そこからはあんまり差はないので、
「もう着いたの」って感じだった。
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みんな補給食を食べて「さあいこうか」と
奥に進もうとしたら。「そっちじゃないよ」
との声。道があると思ったのにルートじゃ
ないようだ。もらった地図じゃルートはわ
からない。5m戻ってインヤンさんを先頭に
7人パックの最後尾で正規ルートを進む。
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駒帰峠まで、アップダウンを何度も繰り返
しながら7人のパックで降りていく。足元は
ぬかるんでいてゆっくりしか走れない。
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雨が強くなってきた。木々の間からも雨が
落ちてくる。足元は川の様に水が流れ出し
た。「軍隊みたいだね」 前の人が振り向
いてささやく。軍隊に入ったことはないけれ
ど、確かに何かの訓練の様な感じだ。ちな
みにトップグループは軍隊ではないけど自
衛隊隊員が走ってるらしい。
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大きな倒木を切り開いてルートが通ってい
た。
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長いこと走ってやっと駒返峠に到着。この
下りで少し痛かった左足はやはり靴下の
小指が破れていた。テーピングを巻く。ヒ
ザの傷が少し気になる。用心のために鎮
痛剤を飲む。あとは補給食でカロリーも。
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駒返峠から先はパックの先頭に出る。ル
ートはずっと林の中。曲がっている下りを
降りていると、後ろで「ガサッ」と言う物音
が。滑ってかルートを外れて林に突っ込ん
だらしい。「大丈夫っすか」
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ルートにはたまに分岐がある。尾根線を
外れて左に下る。大会の矢印が出ていな
かったら、まっすぐ尾根線を行ってただろ
う。尾根を降りると川が流れていた。雨の
降る時だけの川なのだろうか。
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多津山峠を過ぎて天神峠にやってくる。う
しろは少しバラけて来ているみたいだ。
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天神峠を過ぎたら、ものすごい長い階段が
そびえている。どうやらこの上が高千穂野
みたいだ。階段をエッこら登っていると足
元に動く物体が目に入った。「なんだ」と思
って目を凝らすとカエルだった。その後も
何匹も目撃する。
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カエルだけじゃなくて、アザミの花も咲いて
いる。
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やっと到着高千穂野。疲れた顔が半分切
れている。看板も切れている。「今の階段
はキツカッタ」と同時に到着したいたうらさ
んと話す。
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写真を撮ってたらしんちゃんとカメさんの2
人も追いついてきた。その後は少し開いて
いるみたいだ。
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高千穂野の先は登りよりも急な階段。しか
も木の間の土が流れて掘れていて足が乗
せられない。滑る木の上に慎重に足を置
き、ゆっくり下る。
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コースの途中の倒れた木。この間をくぐり
ぬけ先に進む。
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コースが左に折れた、それまでの林から
目の前が開けた。その先には植林の林が
。コースはトレイルから草の生えたジープ
ロードに替わる。
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足元には小さな花が咲いている。他にも
花はいっぱい咲いている。花の名前がわ
かればもっと楽しめるんだろうけど、この
花の名前はわからない。
インヤンさんが教えてくれた、「ウツボグサ
」が名前だそうだ。
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植林から牧野に替わってその中を進んで
いると、霧の中に電波塔が見えてきた。
うしろからインヤンさんが追いついてきて
、舗装路に出て清水峠のCPまで3人で走
る。
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CPではハイドレーションバックに水を1L足
してもらう。担いできた2Lの水は残りが少
なくなっていた。補給もカロリーバーやオ
ニギリやゼリーや色々と食べたので、まだ
いけそうだ。数分間隔で、駒帰峠までパッ
クだった参加者がやってきて7人が勢ぞろ
い。
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牛が逃げ出さないように作ってあるゲート
を抜けて草原の中を進む。ココから先は右
手に牧野が広がっている。この前現場に
きたことがある清和村の牧野だ。
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牧野の中の牧野道、道幅も広い。とその
道路から左に登るトレイルが延びている。
「こっちかな」と少し入ったら、案内の→が
あった。入らないとわからないのは少し不
親切かな。
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トレイルはアップダウンがあってキツイ。
ふと右を見ると、牧野の手前に広い道が
見える。さっきの牧野道だ。「なんだよ、あ
っちでもいけんかよ」と思ったけど、この先
では合流してなかったようだ。
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トレイルを抜けるとジープトラックが延びて
いた。
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長谷峠に着いた。ココもずっと九州自然歩
道で、案内標識も整備されていて、主な
峠にはこんな案内板がある。数百m進ん
で何もなかったらコースが違っていると思
っていい。とてもわかりやすいルートだ。
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分岐のところには目立つように大会→も
立ててあるので、まず間違うことはないだ
ろう。護王峠から本谷越までの間で違うル
ートを下ったトップクラスの人がいたけど、
地形図とコンパスががあればそんな間違
いはしないはずだ。ルートファインディング
とトレールトレース能力も実力のうちだ。
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道端にはアジサイの花も咲いている。
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長谷峠を越えるとコース中にとげのある植
物がたくさん延びている。冬じゃないので
草が繁るのは当たり前、その草がたまた
ま棘があったりするのだ。「やっぱトレラン
は夏でも長袖にロングタイツかな」 短パ
ンの姿のインヤンさんはゴール地点では
引っかき傷だらけだった。
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コースの途中にも地籍の多角図根点。こ
んな山まで杭を担いで調査したり、測量し
たり、やっぱ地籍調査は大変だ。ゴクロウ
サンです。
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もう雨の心配はないようだ。カッパを着て
いるとどうしても蒸れてきる。そして汗をか
く。崩土峠を越えて、ここでようやくカッパ
を脱ぐ。「さわやかだ」 湿ったシャツを風
が撫で気持ちいい。けどパンツはまだ穿
いとこう。だってその下のタイツはセミロン
グだからふくらはぎは露出している「棘が」
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雨雲も高く上っていった。南郷谷も少しは
眺められる様になってきた。
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谷だけじゃなく山も遠くが見渡せる様にな
ってきた。
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中坂峠で少しだけ車道に出てすぐに牧野
道に入る。牧野では牛さんが放牧されて
いる。
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足元の牧野道には牛さんの糞が落ちてい
る。まだ乾燥していなくて、生糞もあるの
で、足元に気をつけて進む。
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カッパを脱いだのに、この頃にはかなりく
たびれて来ていた。「あーしんど」
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疲れた心に広がった景色が力を与える。
朝と同じように霧の中だったら、萎えてい
ただろう。景色に変化があるのはうれしい
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この頃にはいたうらさんと抜きつ抜かれつ
、並んで話したり。バスクのトレランシュー
ズは足を保護するため結構ゴツく作ってあ
る。足首も保護するようにランシューズより
高くなっている。それがココに来て少しくる
ぶしに当たるのが気になってきた。「大丈
夫かな?」
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さっきよりも南郷谷が鮮明に見えてきた。
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牧野の丘から谷を越してその先にヤブの
丘があった。赤いテープを目印に「こっち
だ」とヤブこぎする。「肌が露出してたら切
り傷だらけになるね」と思いながらヤブを
抜ける。
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そしたらなんと裏でまた牧野に出た。丘を
右に巻くルートを取れば牧野を通ってヤブ
もアップダウンもなくこれたのだ。写真で
は木の生えている丘の左の裾野。わざわ
ざきついルートを選んでしまった。
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ココにも赤牛が放牧されている。「昔牛に
囲まれたことがあるんだよ」といたうらさん
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そのいたうらさんはスキーのストックを持
って走っている。ちょっと持たせてもらった
ら、その軽さにびっくり。
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牧野のゲートを抜けると舗装路に出てCP
がある。コース最後のCPだ。
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「あとこんだけだよ」と地図を見ながらスタ
ッフが説明してくれる。このラミネート加工
の地図をスタート前もらったけど、持って
走るにはちょっと邪魔すぎる。シオゴンは
説明会でもらった白黒地図をジップロック
に入れて携帯していた。
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「もしもし、次の選手が今からそっちに行
くよ」と黒岩峠のスタッフにTEL。水を飲ん
で出発。振り返ったら、後続の2人がCPに
到着する所だった。
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牧野に別れを告げトレイルへ。
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南郷谷はもっとはっきりしてきた。
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”外輪山コース”と”林間コース”の看板。
今回進むのは外輪山コースだけど、林間
コースも黒岩峠に行くのだろうか?
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竹林の中、林の中を進む。高森峠からは
残り少なくなったので、少しペースアップし
た。いたうらさんたちとは少し離れたようだ
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この新しい看板は、数週間前に新聞に載
っていたモノに違いない。高森峠と黒岩峠
間に案内看板を設置したと記事に書いて
あった。
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この木でできた枠はなんだろう?不思議
なものはすぐに写真に撮りたがる。けど撮
ったからといってそれが何かはわからな
い。
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木の枝は邪魔していたけど、まっすぐも道
が延びている。看板は左に折れているの
で、左の方に登っていく。
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林を抜けるとまた牧野が広がっている。
黒岩峠ももうすぐのようだ。
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今度は牧野の中の黄色い花。何の花だろ
う。
インヤンさんが教えてくれた。この花は名
は「アキノキリンソウ」
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下りてきた急な坂を振り返る。
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またまた林の中を通り抜ける。
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前に広がるのは清栄山。この丘を下れば
いよいよ黒岩峠だ。黒岩峠は、カルデラ
100km
のとき高森から登ってきた峠道だ。
下でスタッフの叫ぶ声がする。
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黒岩峠にはバスが待っていた。その前を
通り過ぎ、最後の登り清栄山へ。
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垂直の岩肌がそびえている。
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この登りが急なんだ。距離は短いけどココ
にきての130mの登りはさすがにきつい。
やっとのことで登る。
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やっと山頂が見えた。
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無事にゴールに来れた事を山の神さんに
感謝して手を合わせる。
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山頂からの南郷谷。
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180°回転して東の高原。
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倒れていた看板と一緒に倒れこんで記念
撮影。
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北には根子岳も見える。
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4分半くらいしたらいたうらさんもやってき
て、検討をたたえて握手。一応3番手と4
番手なのだった。
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清栄山から黒岩峠に元来た道を下る。そ
の先にはさっき通ってきたルートが見える
。今までは気持ちが入っていたからか感
じなかったけど、ゴール後のこの下りは太
ももが筋肉痛で痛くなってきた。「ゴールす
ると張った気が緩むからね」
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途中まで一緒だった5番手と6番手のイン
ヤンさんたち。
リバース撮影  Photo by インヤンさん
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帰りはバスよりも速くワゴンが出るそうな
ので、乗せてもらって七曲峠に。途中で
清水峠リタイヤ組を回収しなけりゃならな
いけど、どこにいるかがいまいちわかって
ない。なのにたぶんこの辺だと車でグル
グル。
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走ってきた南阿蘇外輪山の輪郭はこんな
にも凸凹。「これじゃきついはずだ」
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うろうろと外輪山の裾野を探しまわった挙
句、普通に俵山まで戻る途中のロードで
無事回収。
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マイカーに乗って七曲峠をおり、俵山のふ
もとの泉力の湯に入って筋肉の疲れをと
る。
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今日はいていたバスクのシューズは泥だ
らけ。
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ジャブジャブとバケツにつけて洗う。
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”と”印ワッペンつきのハイドレーションバ
ックも、雨で濡れている。
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靴下も泥だらけ。左の足は親指、小指、
親指付け根の底が破けてしまった。
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夜は山デザインのカップで疲れた体にご
褒美を流し込む。MTB五木大会3位の賞
品。稀しくも今日も3位なのだった。