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天気予報は雨、しかも大雨の可能性も。 「ほんとにあるの?」と思いながら七曲峠 に5時に着いた。するとそこに集まってい た人たちは、何の迷いもなく出発の準備 をしている。どうやらあるらしい。仕方なく ?カッパを着て準備する。 |
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肩が本調子じゃないので、昨日にてもらっ たドクターは中止を歓迎していた。まだ薄 暗い5時35分七曲峠を出発。歩く人はゆっ くりと、先頭は走って飛び出したようだ。 天気予報は大雨になりそうと伝えている。 「天候は大丈夫か?肩は大丈夫か?ヒザ はもつのか?」と最後尾からGo! |
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まずは俵山まで350mの登山。展望台まで に抜ききれなかったので、登山道は一列 縦隊で渋滞。途中で10人くらい道を譲っ てもらう。 |
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登山道は木々の中の道へ。前に一人見 える。追いついて暫らく2人で登る。今日 はバイクでやってきて、着替えも全部担い で走るそうだ。 |
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道には足跡。今日は新しいバスクのシュ ーズのデビュー戦。トレラン用だけど、この マッド状態だと、やっぱり滑る。ランニング シューズよりましだろうけど。この大会走り もOKだけど、ほんとは”おもいっきり歩く南 阿蘇外輪山縦走」なのだ。 |
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帽子は昔もらったゴアテックスのモンベル 製品。カッパもモンベルだけど、こっちはブ リーズドライテック。ドライテックといいなが らも山を登ればやっぱり中は汗で蒸れる。 |
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俵山分岐100mの標識。ココから先は2月 のとれとれでも行ったコースだ。 |
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1095mの山頂について壊れかけのゴリラ ポッドでセルフタイマー撮影。「やっぱり壊 れかけじゃ・・・」 首から下から取れない ギロチンショット。 |
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次にやって来たインヤンさんがシャッター を切ってくれる。セルフと違って綺麗に撮 れている。実は、インヤンさんもシオゴン と同じオリンパスの防水カメラを使ってい た。「インヤンさんを写したのはきれいに 撮れただろうか」 |
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後続が続々と到着してきたところで、俵山 をあとにする。分岐まで戻る時とれとれと 違う感じがしたので「あれ?」と思ったら、 分岐と山頂間は並行して2本ルートがあっ たようだ。 |
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分岐に戻ると下からも続々と登ってくる。 コースの矢印は護王峠に向いていたので 、俵山に行かない人もいるようだ。コース の脇には強風にあおられながらツツジが 咲いている。揺れているのでピントが・・・ 。 |
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とれとれの時もそうだったけど、吹きっさら しで風が強い。ココは風の通り道なのかも 。あの時は快晴で、とても眺めが良かった が今日はさっぱりだ。 |
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護王峠まで200m下り本谷越まで200m登 る。登りの途中は細かいピークが6つ位あ る。と足元に光るものが。「カギだ」だれか の落し物だ。すれ違った人はいない、今 日落としたとすれば前を行く数人の誰かだ 。「拾ってチェックポイントに届けよう」 |
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前を行く一人が戻ってきた。ルートが不安 になったようだ。けどシオゴンは確信して いた。「尾根線なのでこのルートに違いな い」 うしろからルートを知ってる人が来た ので安心して前に進む。 |
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いくつ目かのピークの登り。4本足で登る 。ドクターに言われた肩を注意して「出来 るだけ手を使わないように」 |
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道端に咲くヤマボウシの白い花が綺麗だ。 |
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時には笹の中へ。 |
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ガレたピークの下りでルートを間違えそう になる。先頭のシオゴンにみんなついてき ている。あたりを見まわし、コンパスで確認 し正解ルートに戻る。風が吹き付けるココ は強風に飛ばされそうになる。飛ばされな いようにゆっくりと進んでいると後続が追い ついてきて15人くらいに人数が増える。 |
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実はこの霧中のホワイトアウトで、トップク ラスの道間違い発生。大きくロスしたみた いだ。歩く大会とはいえ、このグループは 走れるとことは走っているグループ。けどこ の傾斜ではゆっくりと登るのが精一杯。危 険防止のロープも一箇所整備してあった。 |
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下から撮影 Photo by インヤンさん |
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「ヒュー」と風がなる。強風にに吹き飛ばさ れそうになりながら、ガレガレの道を登っ ていく。 |
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まだかまだかと思っていたら、とうとう本谷 越に到着。冠ヶ岳はココから南へ行くけど 本日はコースカット。「次来る時は行ってみ よう」 |
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地蔵峠のチェックポイントまでは大きなピ ークもなく森の中を走る。足元はマッド、慎 重に走る。7人パックの最後尾にいたら、 いつの間にか先頭になってしまった。 |
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とことどころルートに杭が立っている。その 間をすり抜け振り返って看板を見たら”二 輪車通行禁止” 残念MTBで走ったら楽し いだろうなと思ってたのに。 |
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グリーンロードにでたところがCP。番号を 伝えて、水を飲む。オニギリもほお張る。コ コまで2時間以上もかかっている。まだま だ先は長い。背中のバックのオニギリでカ ロリー補給。 |
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100m舗装道路を走って再びトレイルへ。 |
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左地蔵峠、右天然水の森。CPでパックは バラけて一人旅。さっきのパックの6人は 前を進んでいる。 |
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地蔵峠にはその名のとおりお地蔵さんが いた。昔は阿蘇と矢部を結ぶ道だったらし い。九州電力が説明板に石彫りで説明し ている。 |
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次に目指すは大野岳から大矢野岳。吹き さらしも時々あるけど、木々の間のルート が多くなる。景色は楽しめないけど、こんな 天気の時は雨風がしのげて助かる。ツツ ジの花も咲いているし、別の楽しみもある のだ。 |
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ふと前で人声がする。どうやら大矢野岳 の山頂に着いたらしい。本日の最高標高 1236mのピークだ。大野岳までは登った けど、そこからはあんまり差はないので、 「もう着いたの」って感じだった。 |
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みんな補給食を食べて「さあいこうか」と 奥に進もうとしたら。「そっちじゃないよ」 との声。道があると思ったのにルートじゃ ないようだ。もらった地図じゃルートはわ からない。5m戻ってインヤンさんを先頭に 7人パックの最後尾で正規ルートを進む。 |
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駒帰峠まで、アップダウンを何度も繰り返 しながら7人のパックで降りていく。足元は ぬかるんでいてゆっくりしか走れない。 |
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雨が強くなってきた。木々の間からも雨が 落ちてくる。足元は川の様に水が流れ出し た。「軍隊みたいだね」 前の人が振り向 いてささやく。軍隊に入ったことはないけれ ど、確かに何かの訓練の様な感じだ。ちな みにトップグループは軍隊ではないけど自 衛隊隊員が走ってるらしい。 |
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大きな倒木を切り開いてルートが通ってい た。 |
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長いこと走ってやっと駒返峠に到着。この 下りで少し痛かった左足はやはり靴下の 小指が破れていた。テーピングを巻く。ヒ ザの傷が少し気になる。用心のために鎮 痛剤を飲む。あとは補給食でカロリーも。 |
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駒返峠から先はパックの先頭に出る。ル ートはずっと林の中。曲がっている下りを 降りていると、後ろで「ガサッ」と言う物音 が。滑ってかルートを外れて林に突っ込ん だらしい。「大丈夫っすか」 |
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ルートにはたまに分岐がある。尾根線を 外れて左に下る。大会の矢印が出ていな かったら、まっすぐ尾根線を行ってただろ う。尾根を降りると川が流れていた。雨の 降る時だけの川なのだろうか。 |
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多津山峠を過ぎて天神峠にやってくる。う しろは少しバラけて来ているみたいだ。 |
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天神峠を過ぎたら、ものすごい長い階段が そびえている。どうやらこの上が高千穂野 みたいだ。階段をエッこら登っていると足 元に動く物体が目に入った。「なんだ」と思 って目を凝らすとカエルだった。その後も 何匹も目撃する。 |
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カエルだけじゃなくて、アザミの花も咲いて いる。 |
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やっと到着高千穂野。疲れた顔が半分切 れている。看板も切れている。「今の階段 はキツカッタ」と同時に到着したいたうらさ んと話す。 |
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写真を撮ってたらしんちゃんとカメさんの2 人も追いついてきた。その後は少し開いて いるみたいだ。 |
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高千穂野の先は登りよりも急な階段。しか も木の間の土が流れて掘れていて足が乗 せられない。滑る木の上に慎重に足を置 き、ゆっくり下る。 |
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コースの途中の倒れた木。この間をくぐり ぬけ先に進む。 |
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コースが左に折れた、それまでの林から 目の前が開けた。その先には植林の林が 。コースはトレイルから草の生えたジープ ロードに替わる。 |
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足元には小さな花が咲いている。他にも 花はいっぱい咲いている。花の名前がわ かればもっと楽しめるんだろうけど、この 花の名前はわからない。 インヤンさんが教えてくれた、「ウツボグサ 」が名前だそうだ。 |
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植林から牧野に替わってその中を進んで いると、霧の中に電波塔が見えてきた。 うしろからインヤンさんが追いついてきて 、舗装路に出て清水峠のCPまで3人で走 る。 |
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CPではハイドレーションバックに水を1L足 してもらう。担いできた2Lの水は残りが少 なくなっていた。補給もカロリーバーやオ ニギリやゼリーや色々と食べたので、まだ いけそうだ。数分間隔で、駒帰峠までパッ クだった参加者がやってきて7人が勢ぞろ い。 |
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牛が逃げ出さないように作ってあるゲート を抜けて草原の中を進む。ココから先は右 手に牧野が広がっている。この前現場に きたことがある清和村の牧野だ。 |
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牧野の中の牧野道、道幅も広い。とその 道路から左に登るトレイルが延びている。 「こっちかな」と少し入ったら、案内の→が あった。入らないとわからないのは少し不 親切かな。 |
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トレイルはアップダウンがあってキツイ。 ふと右を見ると、牧野の手前に広い道が 見える。さっきの牧野道だ。「なんだよ、あ っちでもいけんかよ」と思ったけど、この先 では合流してなかったようだ。 |
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トレイルを抜けるとジープトラックが延びて いた。 |
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長谷峠に着いた。ココもずっと九州自然歩 道で、案内標識も整備されていて、主な 峠にはこんな案内板がある。数百m進ん で何もなかったらコースが違っていると思 っていい。とてもわかりやすいルートだ。 |
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分岐のところには目立つように大会→も 立ててあるので、まず間違うことはないだ ろう。護王峠から本谷越までの間で違うル ートを下ったトップクラスの人がいたけど、 地形図とコンパスががあればそんな間違 いはしないはずだ。ルートファインディング とトレールトレース能力も実力のうちだ。 |
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道端にはアジサイの花も咲いている。 |
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長谷峠を越えるとコース中にとげのある植 物がたくさん延びている。冬じゃないので 草が繁るのは当たり前、その草がたまた ま棘があったりするのだ。「やっぱトレラン は夏でも長袖にロングタイツかな」 短パ ンの姿のインヤンさんはゴール地点では 引っかき傷だらけだった。 |
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コースの途中にも地籍の多角図根点。こ んな山まで杭を担いで調査したり、測量し たり、やっぱ地籍調査は大変だ。ゴクロウ サンです。 |
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もう雨の心配はないようだ。カッパを着て いるとどうしても蒸れてきる。そして汗をか く。崩土峠を越えて、ここでようやくカッパ を脱ぐ。「さわやかだ」 湿ったシャツを風 が撫で気持ちいい。けどパンツはまだ穿 いとこう。だってその下のタイツはセミロン グだからふくらはぎは露出している「棘が」 |
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雨雲も高く上っていった。南郷谷も少しは 眺められる様になってきた。 |
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谷だけじゃなく山も遠くが見渡せる様にな ってきた。 |
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中坂峠で少しだけ車道に出てすぐに牧野 道に入る。牧野では牛さんが放牧されて いる。 |
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足元の牧野道には牛さんの糞が落ちてい る。まだ乾燥していなくて、生糞もあるの で、足元に気をつけて進む。 |
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カッパを脱いだのに、この頃にはかなりく たびれて来ていた。「あーしんど」 |
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疲れた心に広がった景色が力を与える。 朝と同じように霧の中だったら、萎えてい ただろう。景色に変化があるのはうれしい 。 |
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この頃にはいたうらさんと抜きつ抜かれつ 、並んで話したり。バスクのトレランシュー ズは足を保護するため結構ゴツく作ってあ る。足首も保護するようにランシューズより 高くなっている。それがココに来て少しくる ぶしに当たるのが気になってきた。「大丈 夫かな?」 |
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さっきよりも南郷谷が鮮明に見えてきた。 |
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牧野の丘から谷を越してその先にヤブの 丘があった。赤いテープを目印に「こっち だ」とヤブこぎする。「肌が露出してたら切 り傷だらけになるね」と思いながらヤブを 抜ける。 |
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そしたらなんと裏でまた牧野に出た。丘を 右に巻くルートを取れば牧野を通ってヤブ もアップダウンもなくこれたのだ。写真で は木の生えている丘の左の裾野。わざわ ざきついルートを選んでしまった。 |
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ココにも赤牛が放牧されている。「昔牛に 囲まれたことがあるんだよ」といたうらさん 。 |
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そのいたうらさんはスキーのストックを持 って走っている。ちょっと持たせてもらった ら、その軽さにびっくり。 |
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牧野のゲートを抜けると舗装路に出てCP がある。コース最後のCPだ。 |
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「あとこんだけだよ」と地図を見ながらスタ ッフが説明してくれる。このラミネート加工 の地図をスタート前もらったけど、持って 走るにはちょっと邪魔すぎる。シオゴンは 説明会でもらった白黒地図をジップロック に入れて携帯していた。 |
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「もしもし、次の選手が今からそっちに行 くよ」と黒岩峠のスタッフにTEL。水を飲ん で出発。振り返ったら、後続の2人がCPに 到着する所だった。 |
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牧野に別れを告げトレイルへ。 |
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南郷谷はもっとはっきりしてきた。 |
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”外輪山コース”と”林間コース”の看板。 今回進むのは外輪山コースだけど、林間 コースも黒岩峠に行くのだろうか? |
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竹林の中、林の中を進む。高森峠からは 残り少なくなったので、少しペースアップし た。いたうらさんたちとは少し離れたようだ 。 |
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この新しい看板は、数週間前に新聞に載 っていたモノに違いない。高森峠と黒岩峠 間に案内看板を設置したと記事に書いて あった。 |
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この木でできた枠はなんだろう?不思議 なものはすぐに写真に撮りたがる。けど撮 ったからといってそれが何かはわからな い。 |
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木の枝は邪魔していたけど、まっすぐも道 が延びている。看板は左に折れているの で、左の方に登っていく。 |
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林を抜けるとまた牧野が広がっている。 黒岩峠ももうすぐのようだ。 |
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今度は牧野の中の黄色い花。何の花だろ う。 インヤンさんが教えてくれた。この花は名 は「アキノキリンソウ」 |
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下りてきた急な坂を振り返る。 |
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またまた林の中を通り抜ける。 |
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前に広がるのは清栄山。この丘を下れば いよいよ黒岩峠だ。黒岩峠は、カルデラ 100kmのとき高森から登ってきた峠道だ。 下でスタッフの叫ぶ声がする。 |
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黒岩峠にはバスが待っていた。その前を 通り過ぎ、最後の登り清栄山へ。 |
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垂直の岩肌がそびえている。 |
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この登りが急なんだ。距離は短いけどココ にきての130mの登りはさすがにきつい。 やっとのことで登る。 |
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やっと山頂が見えた。 |
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無事にゴールに来れた事を山の神さんに 感謝して手を合わせる。 |
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山頂からの南郷谷。 |
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180°回転して東の高原。 |
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倒れていた看板と一緒に倒れこんで記念 撮影。 |
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北には根子岳も見える。 |
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4分半くらいしたらいたうらさんもやってき て、検討をたたえて握手。一応3番手と4 番手なのだった。 |
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清栄山から黒岩峠に元来た道を下る。そ の先にはさっき通ってきたルートが見える 。今までは気持ちが入っていたからか感 じなかったけど、ゴール後のこの下りは太 ももが筋肉痛で痛くなってきた。「ゴールす ると張った気が緩むからね」 |
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途中まで一緒だった5番手と6番手のイン ヤンさんたち。 |
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リバース撮影 Photo by インヤンさん |
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帰りはバスよりも速くワゴンが出るそうな ので、乗せてもらって七曲峠に。途中で 清水峠リタイヤ組を回収しなけりゃならな いけど、どこにいるかがいまいちわかって ない。なのにたぶんこの辺だと車でグル グル。 |
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走ってきた南阿蘇外輪山の輪郭はこんな にも凸凹。「これじゃきついはずだ」 |
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うろうろと外輪山の裾野を探しまわった挙 句、普通に俵山まで戻る途中のロードで 無事回収。 |
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マイカーに乗って七曲峠をおり、俵山のふ もとの泉力の湯に入って筋肉の疲れをと る。 |
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今日はいていたバスクのシューズは泥だ らけ。 |
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ジャブジャブとバケツにつけて洗う。 |
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”と”印ワッペンつきのハイドレーションバ ックも、雨で濡れている。 |
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靴下も泥だらけ。左の足は親指、小指、 親指付け根の底が破けてしまった。 |
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夜は山デザインのカップで疲れた体にご 褒美を流し込む。MTB五木大会3位の賞 品。稀しくも今日も3位なのだった。 |